
元介護福祉士のヨーコが「排泄介助」と「陰部周りの脱毛」について、介護現場を経験している人間としてお話をしてみたいと思います。
こんにちは。脱毛リアル脱毛体験レポーター2号のヨーコです!
私は20歳~30代前半まで老人ホーム(特別養護老人ホーム)で働いていて、10年以上、入居者さんのいろいろなお世話をしてきました。
食事、着替え、お風呂、おトイレ、そしておむつの交換など…
中にはもうやってもらって当然!とドンと構えている方(笑)もいらっしゃるのですが、頭も気持ちもしっかりしていらっしゃる方の場合、おむつ交換等の排泄介助の際には

「毎日本当にごめんなさいね。こんな事までお願いしてしまって…」
という感じで丁寧なお礼を言われる方が多いです。
私達介護する立場の人間とすれば、仕事ですし、毎日の事で慣れてしまっている(笑)ので、実際なんとも思わないのですが、やはり介助される入居者さんの立場になってみると、そのように思われるのもわかる気がします。
私も自分がもし逆の立場になったときの事を想像してみると、
「毎日自分が人に汚い思いをさせている…」という事は、やっぱり精神的には結構大きなストレスになってしまうのかと思います。
超高齢化社会となった今の日本では、この事に大なり小なり悩む方が増えてきていて、また、誰しもが将来は必ず通らなければいけない道です。
そういう事から、
今では介護が必要となる将来に備えて「アンダーヘアの脱毛(ハイジニーナ・VIO脱毛【?】)」をする方がとても増えてきているようです。
今回はこの「中高年の脱毛(シニア世代の脱毛)」の事について、お話をしてみたいと思います。
◆陰部まわりの脱毛を決めた中高年世代はこんな事を考えている
陰部まわりの脱毛を決めた方は、どんな事が理由で始める方が多いのでしょうか?
そして、陰毛をすっきり脱毛で無くしてしまう事によって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
まずはこの事についてお話をしていきたいと思います。
・自分が高齢の親のおむつ交換等の排泄介助で苦労した経験から
60代や70代になってもこの陰部周りの脱毛(VIO脱毛)を始める方は年々増えてきているそうで、これは
「介護される立場として少しでも面倒を見てくれる人の負担を軽くしてあげたい。自分自身も恥ずかしい思いをしたくない。」
というのがその理由となっているようです。

自宅介護で娘や息子に嫌な思いをさせたくない。
介護福祉施設や老人ホームに入る事になっても、お世話になる人達にできるだけ迷惑をかけたくない。
その前に脱毛を済ませておきたい!
こういった気持ちは、自分自身が親御さんの介護をされて始めて実感される事なのではないかと思います。
なぜ陰毛(陰部まわり)の脱毛をすると良いのか?
おむつ交換が必要な、いわゆる「排泄介助」が必要となる状態になった場合には、当然の事ですが、自分の便の処理に他の人の手を借りる事になります。
これは女性でも男性でも同じです。
ただ、女性の場合は性器が股の間にあり、おむつの中に排泄された便は陰唇周りの至る所に流れる・付着する事になってしまいます。
女性は男性に比べて排泄介助が困難ですので、介護される側もそれを申し訳なく思う気持ちで、精神的ストレスになりやすいです。
アンダーヘアの処理がしっかりできていれば、介護をする側もされる側も、身も心もストレスのない状態にする事ができます。
◆アンダーヘアの脱毛はできるだけ早くやってしまった方が良い理由
アンダーヘアまわりの脱毛は医療機関での脱毛をすれば「永久脱毛」となります。
陰部の毛(陰毛)をすっきり無くす事にはさまざまなメリットがあり、介護に備えての必要な手段というよりも、美容・健康の面でのメリットもいろいろあります。
・ムダ毛処理の煩わしさから開放されて楽になる
中高年の方であれば、これまでの一般的な常識ではそもそもアンダーヘアを脱毛するという習慣がなく、下の毛のお手入れでは「パンツからはみ出る部分をカミソリで剃る程度」という方が多いのではないかと思います。
そもそもIライン(陰唇まわり)やOライン(肛門まわり)まで脱毛をするという常識がなかったため少し違和感があるかもしれません。
ですが、今では20代の若いコ達の中ではもう常識になってきている事で、清潔感もアップする事から、脱毛でも非常に人気の高い部位です。
アンダーヘアのムダ毛がなくなる事で、ムレ・汚物の付着がなくなる事によって、本当に快適になります。
・白髪が増えてしまうと脱毛が困難になる
現在主流な脱毛の方式は、エステでも医療であっても根本は同じで、
「毛の黒い色素に反応して熱ダメージを与え、毛根細胞の働きを停止させる」
というものです。
ですので、黒い毛や茶色い毛は脱毛する事が可能なのですが、白髪になるとレーザー脱毛が不可になり、高額なニードル脱毛しか手段がなくなってしまいます。
白髪の割合がかなり多くなってしまった部位の場合、脱毛の施術を何回追加しても、その部分だけは必ず残ってしまう事になります。
ですので、脱毛するのであれば、アンダーヘアのみならず、どの部分であっても、白髪が増えてくる前に!というのが、経済的な面で考えても賢い選択です。
黒い毛も含めて、全てをニードル脱毛で処理しようと思うと、本当にかなりの高額になり、おすすめではありません。
部位全体の2割程度が白髪になっているぐらいであれば、医療レーザーでの永久脱毛して、残り2割が残ったとしても、それは仕方がないと考えても良いかと思います。

少しくらい毛が残っている程度なら、排泄物がからむ問題は気にする事はなくなると思いますので、介護でのエチケットを考えての意味では、ここまで徹底的にやる必要はないと思います!
・将来寝たきり状態にまでなってしまった場合には、もう自己処理もできなくなる
また、アンダーヘアまわりをエチケットとして自分でカミソリやシェーバーで整えていらっしゃった方も、将来寝たきりの状態になってしまえば、当然ですがそれをする事もできなくなってしまいます。
高齢になってからという事だけではなく、思わぬ怪我や事故から入院という事も当然あるのが人生。そういった場合に下のお世話をしてもらわなければならない事もあるかもしれません。
アンダーヘアを永久脱毛してスッキリさせておけば、こういった突然の入院等になった場合でも、心配しなくてすみます。
・下着によるムレの不快感が軽減される(経血、おりものの付着も防げる)
閉経前の女性の場合は、アンダーヘア周りのムダ毛がスッキリする事によって、かなり快適になるのを実感されると思います。
過多月経が理由でのハイジニーナ脱毛(陰部全てツルツルの無毛状態)をされる方もいますので、女性特有の陰部まわりの悩みの解消には、脱毛はとても良い解決策と言えるかと思います。
・陰部の見た目に症状が出る女性特有の疾患を早期発見する事ができる
女性であれば、何らかの病気の診断や検査などの際に、陰部周りの状態をチェックしたり、粘膜を採取したりすることも出てきます。
こういった際にも、清潔感があるとスムーズに行いやすい事に加えて、ムダ毛がない事によって状態も視覚的にわかりやすくなりますので、医師も異常がないか診断する事が容易になります。
◆中高年・シニア世代の陰部脱毛にはどのくらいの料金がかかるの?

脱毛っていうのは芸能人の方などがする事で、料金もすごくお高いのでは…?
とても私に払えるようなものではない気がします…。
とお考えになっている中高年世代の方は多いのではないでしょうか?(私のお母さんもこう思っています)
そして私ヨーコも、自分が2005年頃に地元の小さな病院で医療脱毛を受けたときには、両脇だけで20万円手前くらいの大きなお金がかかりました。。
でも、今はもう時代は大きく変わっています。
なんと、今では湘南美容外科のような大手であれば、ワキ脱毛は3400円で回数無制限などの、昔と比べたらタダみたいな料金で受けられるようになっています。
アンダーヘアまわりの脱毛もかなり安くなっており、
安い料金設定をしているクリニックであれば、
ある程度減らしたい希望なら5万円程度
スッキリ完全に脱毛してしまいたい場合でも10万円程度
で受ける事ができるようになっています。
(※医療脱毛の料金は全国展開しているような大手の美容外科・美容皮膚科の方が安く、地方の小さいクリニックでは高いのが一般的です。)
ですので、今の世の中は、全くセレブ・お金持ちではない一般の40~50代女性がアンダーヘアの永久脱毛を普通にしている時代です。
体験レポーター3号の咲子さんが通っているアリシアクリニックで聞いたところ、

アンダーヘアの脱毛体験された中高年の方は、思ったよりも料金が安かった事や、やってみてすごくスッキリされた体験から、次に、ご自身の娘さんをご紹介されるというパターンも結構多いんですよ!
とお話されていました。
なるほど、娘の人生にちょっとした嫁入り道具?のプレゼントのような心理でしょうか。これは娘としては嬉しい限りですね(笑)
このようなお話もあるくらい、今の医療脱毛でのアンダーヘア処理は、コストパフォーマンスがよくかなりお得なものと実感される人が増えてきているという事ですね。
・中高年の脱毛は若い人と料金は違うの?割引などは?
脱毛の業界では、シニア料金というものは特に設定されていないのが一般的で、未成年から中高年まで料金は同じになっているサロン・クリニックがほとんどです。
もし別料金の設定等があれば、何らかのプラスαの施術の配慮があるからだろうと思われます。
もし何の理由もなくただ中高年で割増などをしているようなところがあれば、そんな不誠実なところは対象から外しましょう。
逆に「シニアとしての割引などは受けられるのか?」という事ですが、脱毛は本来疾患の治療というものではなく「保険外診療」となりますので、高齢者だから割引を受けられるなどは、そもそもありません。
あるとすれば、それはそのクリニックが独自に、高齢者の増患のために割引プランを出している事になります。
◆アンダーヘア(VIO)脱毛をするのなら、エステと病院どちらを選ぶべき?
・医療脱毛の方が効果が高く、通う回数が減らせる
脱毛ではエステの脱毛と医療機関での脱毛の二つが存在していますが、基本的には施術の方式は「熱ダメージで毛根の再生機能を停止させる」という、では同じです。
ただ、エステの脱毛では、医療機関のように高い出力での施術を行うことができない分、効果が低く、同じレベルまで脱毛するのには、3倍くらいの回数が必要と言われています。
医療脱毛なれば、個人差はあるものの、1度の施術ごとに確実に変化が実感でき、5回程度通えばもうほとんど気にならないレベルにまで減る事も多いです。
ですので、脱毛で何回もサロンやクリニックに通うという事が難しい方であればなおのこと、医療脱毛を選択するのがおすすめです。
・医療脱毛でなければ粘膜ギリギリまで脱毛はしてもらえない
陰部の脱毛という事になると、陰唇・肛門まわりは粘膜となる非常にデリケートな部分であり、エステサロンでの脱毛では、このあたりの施術行う事にリスクが伴う箇所は、ほとんどの場合、避けられる事になります。
ですが医療脱毛であれば、医師が常駐していますし、もし何かあった場合でもすぐに治療できるという環境がありますので、粘膜ギリギリのところまでのレーザー照射が可能で、全体をキレイに脱毛をする事ができます。
また、エステ脱毛では、当サイトの体験レポーター仲間の美咲さんの友達が、エステのアンダーヘア脱毛から性病感染したという例もあります…
本当の極稀な言語道断のケースの話ですが、こういった事も考えると、小規模でギリギリの設備でやっているような小さなエステサロン等では、どんなに料金が安くても絶対にVIOをやるべきではないです。
・エステ脱毛では永久脱毛にはならないので継続して通う必要がある
脱毛において「一度処理すればもムダ毛が生えてこなくなる」という永久脱毛が実現できるのは、実質、出力の高い医療レーザー脱毛のみです。
(※エステサロンでの針脱毛という手段もありますが、アンダーヘアまわりは受付ていないところも多く、また非常に高額なため、現実的ではありません。)
継続してエステサロンに通えるだけの時間や体力がある方であれば、選択肢のひとつとして考えても良いかと思いますが、将来の介護を考えて、もうムダ毛が生えてこない状態に整えておきたい…という年齢の方の場合は、やはり医療機関での永久脱毛を選択するのが一番良いです。
・施術や介助をする人間は「仕事」なので個人差など全く気にしてませんよ!
デリケートなアンダーヘア周りの脱毛してもらうという事になると、
私は人より毛が濃いんじゃ、肌にシミが多かったり色が黒かったり…などといろいろ気にしてしまいますよね。
私も現在Vラインの脱毛をしていますが、この時に担当スタッフさんに
「やっぱり下の毛のお手入れをしてもらうのって、ちょっと恥ずかしいです…」
という話をしたところ

「やっぱりそう思われますよね。でも私たちにはもう毎日の事なので、どの部分のどんな施術でも、ホント何も気にならなくなってます(笑)」
と言われました。
私も排泄介助をしているときは、普通にこんな気持ちでしたので「そっか!それと同じか!」なんて考えると、一気に気が楽になりました。
ですので皆さんも、このあたりの事は気にせず気楽に考えると良いと思います。
◆脱毛を「介護への備え」ではなく「キレイになる!」と思えば喜びもある
ここまで、アンダーヘア周りの脱毛する事のメリットをお話してきて、中には、

なるほど、将来誰かのお世話になる時の事を考えると、今のうちに脱毛してしまうというのも、一つの手段かもしれないな…
というお気持ちになられた方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、その考えですごく良いと思いますが、単に「介護に備えての必要経費」みたいに考えてしまうと、なんだか事務的で喜びも少ないと思います。
せっかくやるのであれば「キレイになった!」というプラスαの喜びが生まれる事もちょっとプラスするのが良いと思います。
管理人としては、クリニックにアンダーヘアまわりの脱毛で通院を決められるのであれば、鼻下の脱毛、あとは手指の脱毛あたりがおすすめです。
これらの部位は「人目につく」部分であり、キレイになれば確実な印象アップとなる部分ですが、狭い範囲なので料金も安くてお得です!
毎日自分でも鏡や目で見る部分ですので、キレイになった事での心理的なプラス効果も大きいですよ♪
あとは、両脇も脱毛してしまうと、スポーツやヨガなどのカルチャースクールに通う際の身だしなみとしても、すごく楽になると思います。
特に湘南美容外科はワキ脱毛は無制限で3400円という超格安料金ですので、まだの方は年齢を問わずおすすめです!
・美容外科、美容皮膚科なら脱毛以外もプラスできる
医療脱毛を提供しているクリニックは「美容外科・美容皮膚科」であり、脱毛以外の治療も行っている場合がほとんどです。
脱毛同様、今の時代はかなり安くなっている治療もありますので、こういったものを同時に受けてみるのも、ひとつの楽しみ・喜びとなるかと思います。
イボやほくろ取り等は数千円程度、美白やリフトアップの治療なども、効果の高いものが2,3万円程度で受ける事もできたりします。
娘や息子も巣立っていって、ようやく自分の事に目を向けられる落ち着きが出てきた
というタイミングで、アンダーヘアのみならず、思い切って全身脱毛を開始される方もいらっしゃるそうですよ!
今では全身の脱毛でも20万円代まで安くなってきていますので「介護に備えての脱毛」という考えだと消極的に思えてしまう方で、お財布にも少し余裕がある方は、全身の脱毛をする事で「女としての自己投資」と考えるのも、人生が豊かになって良いと思います(^^)
◆中高年世代(40代・50代・60代)の陰部脱毛まとめ
お世話になるお医者さん、看護師さん、介護福祉士やヘルパーさんなどは、仕事で毎日たくさんの方に対応されていますから、本当に「誰々さんは毛が濃くて面倒だ」なんて事なんかは、思っていませんから、無理にする必要はありません。
ただやっぱり、女性として排泄物の処理で他人に迷惑をかけてしまっている、自分が汚いと思われているのでは…?と感じてしまう心理は、これは他人のものではなく、自分のものです。
そのあたりを気にする几帳面で生真面目な方であれば、病院や施設、家族に介護でお世話になる際には、大きなストレスを感じてしまう事になるかもしれません。
もしご自身がそうなってしまう可能性があると感じられるようであれば、少しでも気持ちが穏やかに過ごせる老後のために、陰部周りのアンダーヘア(VIO)脱毛をする事は、とても良いお金の使い方になるのではないかと思います。
…以上、介護職経験もある私ヨーコが、中高年の方の陰部の毛の処理の事についてお話をしてみました。
介護・介助されるご本人、そしてご家族のために、少しでも参考になれば嬉しいです